銭湯同好会って?
東京外国語大学銭湯同好会は2014年6月に、銭湯を愛する3人の有志によってできた団体です。もともとは仲間たちで銭湯に行こうという集まりでした。
部員の増えた現在でもその性格は健在で、皆で銭湯を探訪したり、情報を共有したりと、銭湯を様々な形で楽しんでいます。
我々銭湯同好会はこのように純粋に「銭湯を楽しむ」という目的の他に、以下の2つの大きな目標を掲げ活動しています。
「若者の銭湯離れを防ぐ」
「銭湯を世界に広める」
日本に古くから残る文化である銭湯ですが、近年は急激な衰退傾向にあります。年々減少速度は速まっていて、ここ数年は全国のどこかでおよそ一週間につき一つの銭湯が廃業に追い込まれているほどです。
主な原因として、家庭に風呂場が定着したことが挙げられますが、特に幼いころから家に風呂があって銭湯を使う必要性がなかった若者世代には、生涯一度も銭湯に行ったことがない人々が多いと考えられます。
そのようないわば「銭湯ヴァージン」の方に銭湯の魅力を伝えて、一度でいいから実際に銭湯に行ってみてほしい、一度行ってみればわかるあの大浴場の癒しと爽快感、そしてただ湯船に入るだけではない銭湯の価値に気づいてほしい。
たとえすべての人に共感されずとも、銭湯を知らずに一生を終えてしまう若者がいるのはもったいない。活動目標の一つめ「若者の銭湯離れを防ぐ」ことはこのような思いのもと掲げています。
そして、第二の目標は、外大という条件を鑑みて、「銭湯を世界に広める」ことにたどり着きました。
日本文化の一つである銭湯ですが、外国とは入浴文化が違ったり、そもそもまったく銭湯を見聞きしたことがないような人々がいるため、あまり広まっているとはいえません。
彼らの母語で銭湯を紹介するなどの活動を通して、世界の多くの人々に日本の文化である銭湯を知ってもらおうと考えています。
東京外国語大学銭湯同好会は活動を通して、「銭湯の魅力を自らで感じ、それを若者に、世界に、伝えていく」ことを大切にしています。
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